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上達のヒント

5.戦法を覚えよう

ルールと駒の動かし方を覚え、詰みも理解できたあなたは「さあ、対局をしてみましょう」といきなり盤の前に座らされます。

「何を動かせばいいの?」

とりあえず適当に指してみれば良いから、と言われても何をして良いのかわかりません。
仕方なく駒を前に動かしてみても、駒をどんどん取られ、折角練習した詰将棋のような場面に出くわさないまま負けてしまいます。

動かし方と詰みが分かったら、次は「形を作る」ために「戦法」を覚えることが、本将棋を指す第一歩です。しかしその前にまず将棋はどのように始まり、どのように終わるのかをざっと見ていきましょう。

【一局の流れ】

  1. 攻める陣形を整える。玉を囲う
  2. 敵陣に飛車を侵入させるために戦いを起こす
  3. 竜の利きと持ち駒を使いながら敵陣を崩す
  4. 王手、詰み

上記の中でやったことがあるのはおそらく4だけではないでしょうか。
1~3が上手く進まなければ、残念ながら「王手、詰み」までたどり着くことはありません。戦法とはこの中でいう1のことを指します。
駒は初形のままでは上手く働くことができません。まずはそれぞれの役割分担、そして能力を発揮できる形に組むことが大切です。

近年プロ同士の対局は今までのセオリー(飛車と反対側に玉を囲う)を覆し、居玉のままで戦ったり、飛車と玉が接近した形が見受けられるようになりました。しかしこれから始めようという方にそれはおススメいたしません。まずは基本的な囲いを作り、戦い方を学ぶことにしましょう。
 

どうやって学ぶのか?

今まで戦法を学ぶには2つの方法しかありませんでした。

  • 強い人に教わる
  • 本を読む

教わるのは良いのですが、本を読むのは正直入門者には辛い作業です。符号の羅列を将棋盤に再現しようとしてもなかなか上手くいかないことでしょう。本、盤面、本、盤面と目をあちこちと動かしている間に、どこまで動かしたのかわからなくなってしまったりします。

近くに教わる人がいない場合、現在ではとても有効的な戦法の覚え方ががあります。それは「YouTube」です。動画を見て勉強するのです。
検索ページで「YouTube 将棋 戦法 初心者」などと打ち込めば、必ずたくさんの動画を見つけることができます。その中で自分に合うものを見つけ、駒の動かし方と解説者の言葉を聞きながら形を覚えていきます。(私が今お勧めするのは「中飛車戦法」と「三間飛車戦法」です)

駒が動いてくれるので、本を読むよりはるかに楽に戦法を知ることができます。ただし見るだけではいけません。覚えたものを、実際に自分の手で駒を動かしながら形を作ってみましょう。見ている時には分かったような気持ちになりますが、いざやろうと思うと、なかなかできないものだからです。
 

戦法  2021/07/15