18.攻めるタイミング

 皆さんは攻めと受け、どちらがお好きですか?こう聞くとほとんどの方が「攻め」と答えるかと思いますが、実際に攻め一辺倒という方は少ないように感じます。将棋はいくら守っても勝つことはできません。相手より一手でも早く王手詰みとした人の勝ちになります。もちろんそれをわかって指しているはずなのに、自玉近くに相手の駒が近づいてくるとついつい攻めることを忘れ、玉をどう逃げたらよいのだろうということばかり考えてしまいがちです。

 もちろん将棋は受けることも大切ですが、初心者の方は思い切ってこのように考えてみましょう。

「攻める。とにかく攻める。9:1で攻める」

 このくらいの気持ちで対局に挑むことが勝つ秘訣です。

 ただしこれは闇雲に攻めろといっているわけではありません。それなりの準備をしてからというのが最低条件です。

攻撃を仕掛ける最低限の準備とは

  • 玉が2マス以上動いて囲いが完成(またはほぼ完成)している
  • 飛車、角、銀、歩が活用できる形になっている
  • 特に「攻めの銀」が5段目にいる
  • 最低限度の守備はしている

これをまず守っていればある程度攻めることは可能と言えるでしょう。反対に上記の4つがまだ未完成の時に攻めるということは攻めるタイミングではない、ということです。

 「でも相手から先に攻撃されてしまいます」

 そんな声が聞こえてきそうです。それは④に問題があるのではでしょうか。

例えば相手の飛車先の歩が前に来ているのに守っていない。確かにそれでは簡単に突破されてしまいます。なので、最低限の守備というのはきちんと学ぶべき必要があると言えます。将棋は一手交代で行われますので、相手の駒だけが進むということはありません。相手が攻めの形を作っているのならば自分も攻める準備をする。相手が囲ったのならば自分も囲う。そうしていたら少なくとも互角に駒組みはされるはずです。

 先日将棋大会があり、私は一番下のクラスの将棋を観戦していました。するとほとんどの対局で攻めの銀が早く五段目を目指し進んでいった方の方が勝利していました。

飛車先の歩を突くことは理解していても、銀の進出に注意を向ける人は少ないのかもしれません。

 将棋は先に攻撃を仕掛けた方が勝ちやすい傾向にあります(初心者の対局)。

自分から先に攻撃を仕掛けられるようになりましょう。

≪ 17.学ぶべき順番 |