駒の動ける場所が考えなくても分かり、タダで取られることがなくなってきたら、そろそろ初心者卒業です。
次のステップは得をしながら局面を進めていく力を身につけること。今回は棋力8~12級あたりの方へのアドバイスです。
局面を優位に進めるために必要な考え方は、大きく分けてこの4つです。
- 駒の損得
- 駒の働き
- 玉の囲い
- 手番
全て大切な価値判断ではありますが、その中で最も重要なのは「駒の損得」です。序盤、中盤、終盤どの局面においても大きなウェイトを占めます。
私はこの「駒の損得」の概念がしっかりと身についていることこそが、初心者から抜け出す第一歩であると考えています。そのくらい大切なものであり、初心者レベルを脱したら、次に学ぶべきことは駒の損得に関わることが良いと思います。定跡を覚えるのはその後からでも十分です(定跡を覚えても駒の損得が分からなければ、定跡の重要性が分かりません)。
初心者が中級者になるためのチェック項目
- 駒の動きが考えなくても分かる
- タダで相手の駒を取ることが自然にできる
- タダで自分の駒を取られる前に逃げることができる
- 駒の交換をした時にどちらが得をしたかどうかを理解できる
これらが出来ているかどうかを計るために「はじめての将棋練習帳 STEP②「駒を詰ます」(既存本)」をスラスラと解いてみましょう。駒サプリの「フラッシュ」機能を使い、1問あたり10秒以内に解ければOKです。
【中級者にお勧めするオリジナル問題集】
駒の損得を理解するためには、それぞれの駒の価値を知る必要があります。それがなければ駒の上手な交換もできないからです。実際にやってみると、価値を忘れ交換することだけに気を取られてしまうことがあります。また、頭の中だけで交換後の駒の損得がきちんとできることも大切です。そこでをまずは「安い駒から高い駒への交換」をしっかりとやってみましょう。交換した後に自分が得をしていることを確認してから、前に進んでいってください。
それができるようになったら、次は「大駒と小駒の協力」です。飛車角の利きと攻撃&交換要員である小駒の協力した攻め方を学びましょう。これも結局のところは駒の損得が関係していきます。
同時に3の「数の攻め【足し算】」もお勧めです(私がこのオリジナル問題集の中でもかなりお勧めしたい一冊です)。攻めるためには駒の価値だけでなく、数も重要であることが分かってくるはずです。
自分ひとりで学習をしていると、どうしても自分のタイミング(速度)で考えてしまいがちですが、解く時のポイントは頭の中で駒を早く動かそうとすることです。意識をしながらチャレンジしてみてください。



